犬の訓練の世界選手権で3位に入賞したドッグトレーナー藤井聡の犬のしつけの効果と考えやテクニックを公開

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主従関係の重要性2 [2008年10月11日(土)]

主従関係の重要性1を読んでいないかたは、こちらを先にお読みください。

でもこんな意見が聞こえてきそうです。

意見:
「私はワンちゃんにエサを与えているし、散歩にも連れて行ってあげているし、おもいっきり可愛がってあげています。
だから主従関係はできているのに、いつも問題行動を起こします。なぜでしょうか?」

なぜ、こういった意見が出てくるのでしょうか?

藤井聡:
「そうです。主従関係です。主従関係なくして信頼関係は築けないんです。
それを言い続けているのが私なんです。他にそういうこと言っている人はあまりいないんです。
主従関係がなくても信頼関係が築けるって言っている人がいっぱいいるんです。
犬は完全な縦型社会ですから、取り扱う人、つまり人間が上位でなければ全てがうまくいかないんです。」

質問:
「藤井聡の本にも書かれていたと思いますが、犬にとっても人間に従っている方が楽なんですよね。」

藤井聡:
「犬にとって自分の頼れるリーダーがいれば、そのリーダーに従っているのが一番楽なんです。
その方がストレスも軽減されます。頼れるリーダーがいないと自分がリーダーになろうとして、天狗になって、ワガママなボス犬になるんです。
そうすると常にストレスにさいなまれます。ストレスは寿命に影響するんですよ。」

質問:
「先程藤井聡がおっしゃられた“主従関係なくして信頼関係は築けない”って、凄く重要なフレーズですね。」

藤井聡:
「信頼関係というのは、人と犬との絆ですよね。
絆を築いていくためには、基本として主従でなくてはならない。
それが日本の愛犬家は逆転しているわけです。飼い主さんが犬にベタベタと接触して、全然リーダーシップを発揮しない。
それどころか逆に、従属者的な対応で、犬に尽くして尽くして尽くしまくります。
そうすると犬は、下位の者は上位の者に尽くして当たり前と感じますから、飼い主さんをバカにするわけです。
だから言うことを聞かないんです。だからそこで問題が発生するんです。」

「でもそれが逆転して、飼い主さんがちゃんとリーダーシップを発揮して、しっかりとした対応をしていけば、特別な訓練をしなくても犬は従属しますから、問題は発生しないんです。
ですから、しつけと訓練は別なんです。
私はしつけの部分をきちんと犬に教育しながら、もしくは飼い主さんに指導しながら、プラス服従訓練、これはオペラント条件付けで服従訓練を強化していきます。」

人と犬との主従関係を確立した上で、
さらにオペラント訓練技法を用いて服従訓練を強化していくことがしつけの基本であり、
それが人にとっても犬にとってもベストな関係であるということを理解しておいて下さい。

次は、犬にしつけをしていく上で、かなり重要なポイントについて、
お伺いしたいと思います。そのポイントは、たった2つです!

⇒犬のしつけのポイントに続く・・・

Posted at 00:17 | 犬との主従関係 | この記事のURL | |

主従関係の重要性1 [2008年10月10日(金)]

犬との主従関係をつくることは非常に重要!です。

質問:
「しつけと訓練は同じもののように思っていたのですが、別ものなんですね。」

藤井聡:
「そうです。全然違うんです。
下位の者が上位の者に従うんです。
ですから飼い主さんもしくは犬を扱う人が、リーダーシップをとって上位にいなくては、犬は言うことを聞かないんです。ですから基本的なしつけの部分できちんと基礎作りをして、人に対して従属的な犬に教育した上で、さらに服従訓練を強化する。
そうすると犬はより学習し、より言うことを聞くようになります。」

「これはよくある訓練所の場合ですが、一般家庭犬を訓練所で預かって、訓練士が訓練して、お利口になって飼い主さんに返しても、元の木阿弥で、何にも言うことを聞かなくなります。
だって基礎作りをやってないからです。
訓練士は請負仕事で、飼い主さんからお金を貰って、ひたすら服従訓練を強化します。
そして立派な訓練犬ができあがります。
でも飼い主さんと犬との関係は何も改善されていませんから、家に帰ったらまた元に戻ります。」

「私のところ(株式会社オールドッグセンター)は、必ず飼い主さんにも指導をしますから、元に戻りません。」

質問:
「飼い主さんと犬との主従関係を正しくしなければ、
いくら訓練所に預けても、元に戻ってしまうんですね。」

藤井聡:
「そうです。ですから主従を逆転させなければいけないんです。
そしてそれをやっているのが私なんです。
“飼い主指導”だとか“しつけと訓練は別だ”とかを強調して言っているのは
日本中で私くらいかもしれませんね。」

「一般の飼い主さんはそういうことをわかっていないんです。
ただ犬に問題があるから訓練してくれって言うだけです。
機械じゃないんだからチューニングアップしたってダメなんです。
機械であればチューニングアップすれば、より良い性能を発揮するようになりますけど、犬は違います。
犬は生き物ですから、扱う人が変われば犬の態度も変わります。」

質問:
「飼い主さんもそういった主従関係の部分の知識をしっかりと持っていただいて、飼い主さんが犬よりも上の立場になる必要がありますね。」

しつけにおいて、人と犬とが主従関係であることの重要性は理解できたと思います。

でも、こんな意見が聞こえてきそうです。。。

⇒主従関係の重要性2へ続く・・・

Posted at 02:39 | 犬との主従関係 | この記事のURL | |

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