オペラント訓練技法1を読んでいないかたは、こちらを先にお読みください。
正しい訓練方法さえ知っていれば、上手にしつけることができるのでしょうか?
なにか他にも重要なことが隠されていると思いませんか?
質問:
「オペラント条件付けを犬のしつけや訓練に取り入れてみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?」
藤井聡:
「きっかけは亡くなった伯父なんです。
B・F・スキナーのオペラント条件付けを犬のしつけや訓練に応用してみようって伯父が始めたんです。
それを飼い主さんたちに、セミナーや講習会で理路整然と説明して、もしくは実演しながら、理論的に説明したのが伯父なんです。」
質問:
「伯父様の志を受け継いで犬のしつけに取り入れているのが、このオペラント訓練技法なんですね!
ところで藤井聡が書かれた本の中で、天罰法という方法が出てきますが、オペラント訓練技法と天罰法との違いは何でしょうか?」
藤井聡:
「犬の問題行動の対処療法の一つとして天罰法というのがあります。
直接的な体罰ではなくて、天罰のように間接的に物理的に不快なことが起こるという方法です。
犬に直接怒るのではなく、知らん顔をして間接的に不快なことを与えることによって、人間に対して不信感を抱かないんです。何かの問題行動を止めさせる対処療法の一つが天罰式ですので、訓練をしていくのとは別のことです。」
「訓練とは、命令をしてその指示通りの行動をするのが訓練で、しつけとは人間に対していかに従属的であるか、
つまり命令なしで飼い主さんにとって都合がいい行動を犬が自発的にとってくれるというのがしつけです。」
「従属的ということで基礎を作る。基礎をしっかり作った上に建物を建てるわけです。
基礎ができてないところに建物を建てても、地震や台風が来たら倒れてしまいます。
ですからしっかり基礎作りをして、従属的な犬に教育した上で、プラス服従本能を発達させるための服従訓練を強化していくんです。
ですから、しつけと訓練は別なんです。」
しつけと訓練は違うということは理解していただけましたでしょうか?
しかし・・・
しつけが大事だと思って、安易に訓練士に預けてしまうと、痛い目を見ることがあります。
結論を言いますと、お金の無駄遣いに終わってしまうということです。
もっと具体的に言いますと、お金を払って犬をしつけてもらったつもりが、あなたの家庭に戻った途端、以前と何も変わっていないことに気づくことがあるということです。
なぜ、多くの人がこのような失敗をしてしまうのでしょうか?
⇒主従関係の重要性1に続く・・・